無垢の木の実力 vol.3 -wood power-
2016/06/02
無垢の木の調湿性の実証実験です。
杉の木で作った箱に、
リンゴ、ミカン、バナナ、ニンジンを入れ、
ラップをして数週間放置しました。
左の箱はラップに水滴が付き、
曇ってしまいました。
これは食物から出た水分が
行き場なくラップに付いたものです。
真ん中と右側の箱には水滴は付いていません。
違いは一つ。
箱の「塗装」です。
水滴のついた左側の箱には、ウレタン塗装を施し、
膜を作っており、木は呼吸できません。
一方、真ん中の箱には柿渋成分の自然塗料、右側の箱は無塗装です。
こうしてみると無垢の木の調湿力がよくわかります。
塗装は汚れ防止や耐候性を高めるためにはもちろん有効ですが、
木が本来持つ力を100%発揮させるために、やはり塗装無しの、正真正銘
無垢の状態が一番良いようです。
代表取締役 三木 勝彦