防腐・防蟻処理には、木材の表面に薬剤を塗布したり、木材を短時間薬剤に浸ける「表面処理」と、注薬缶の中に木材を収め、真空・加圧・真空というプロセスを通して薬剤を内部まで浸け込ませる「加圧注入式処理」があります。
ミキホームの工場には、大人が立って入れるほどの直径を持つ巨大な防腐・防蟻処理用のタンクがそびえています。土台まわりの用材は、薬剤が染み込みやすいようインサイジング加工を施してからこのタンクに入れ、まず真空にした後、今度は逆に加圧しながら薬剤を注入。表面に塗っただけのものとはケタ違いの防腐・防蟻効果が得られます。こうして「加圧注入式処理」した木材は、インサイジング加工により薬剤が深く浸透しているため、たとえば木材が干割れを起こした場合でも、白アリや防朽に対して無防備な状態にはなりません。表面処理に比べてその耐久性は驚くほどの違いがあり、さらに無処理材に比べると、なんと3倍以上の耐久力があります。
インサイジング加工とは
ノミ型の刃で木材の四面に3.000~5.000個もの密度で深さ10mmの傷を作ります。これにより、薬剤の浸潤を助け、均一な防腐防蟻層を作ることが出来ます。
この写真は、防腐防蟻処理された材と、まったく処理していない材に数年間水を与え、さらに高い湿度の中に放置してどれほど腐るかを実験しているものです。実験に使っている木材の樹種は、ヒノキ、杉、松、ヒバの4種類。この結果、まったく処理していない材はすでに腐っていますが、処理された材はまったく腐朽していません。
ミキホームでは、防腐防蟻処理した木材を、住まいの構造軸組みとなる土台や柱、筋交いに使います。防腐防蟻の効果は白アリ対策だけでなく、木材を腐朽菌からも守ってくれます。
















